弊社のUVインクジェット印刷は、様々な素材に対応しています。金属（鉄、銅、アルミ、真鍮、ステンレス等）、樹脂（アクリル、PET、ポリカ、ABS、塩ビ等）、木、ガラス、特殊タック紙、布などなど。それぞれに対して実際頂いたお仕事としての実績があります。素材に対する密着性に関しては素材の特性に合わせて、必要に応じで表面処理を施したり、プライマーを使用することで、印刷する製品の使用目的に必要とされる密着性を確保します（※1）。素材とともに品物の形状も選びません（※2）。それぞれの素材の板状の物はもちろんの事、立体的な成形品や加工品にも印刷が可能です。高さは150mmまでの物に対応しています。 ※1:素材によって密着の程度に差があり、印刷物の使用目的によっては印刷できないものもあります。 ※2:凹んだ部分には最大3mm程度の高低差までしか印刷できません。

樹脂成型品や金属製の部品に対する印刷では、その穴や外形に対して、高い位置精度が求められます。弊社では、インクジェット機の性能を最大限に生かすとともに、治具を工夫したり、データで微調整をしたりすることにより、その位置精度を高いレベルで実現します。複数の材料を一度に印刷する量産時においても、0.1mm単位での位置調整を行い、必要とされる位置精度での印刷を行います。 高い位置精度を保ちながら、シルクスクリーン印刷では実現が難しいと思われるレベルの微細な文字サイズでの印刷も可能です。もちろんインクジェットのフルカラー印刷ならではの美しいグラデーションや写真画像での高精細な表現も可能です。 ※2:凹んだ部分には最大3mm程度の高低差までしか印刷できません。

弊社では、耐溶剤性が高い硬いインクと、耐溶剤性は劣るものの柔軟性に富んだ柔らかいインクの2種類のインクを試用しています。製品の素材や用途、使用目的に合わせて使い分けています。樹脂や金属の部品は耐溶剤制の高い硬いインク、曲げられることの多い布や革は伸びのある柔らかいインクと言った具合です。硬いインクは曲げるとすぐに割れたり、印刷面をカットすると端面がバリバリと割れてしまったりします。その点、柔らかいインクは、硬化後も柔軟性があるので、革や布といった曲がることが前提の柔らかい素材にも使用することができます。ただし、柔らかいインクは耐溶剤性が低いので、アルコール等の有機溶剤でこすり続けるとインクがだんだん溶けきます。このようなそれぞれのインクの特性と印刷する素材や使用目的に応じてインクを使い分け、柔軟に対応しています。

弊社では、小ロット品にも丁寧に対応させて頂きます。最小ロットの１個からでも御注文して頂けます。それに加えて大ロット品にも対応が可能です。過去には１万個を超える製品の印刷実績があります。立体物であっても、小ロットであれば、手造りの簡易的な治具や部材を組み合わせ、創意工夫によって対応し、大ロットであれば高精度の本格的な治具を製作して対応することにより、コスト的にも実現性のあるご提案をさせていただきます。１個のみの特注品や数個の試作品はもちろんのこと、1万個を超える大ロットの量産品に至るまで、その数に関わりなくご相談ください。

弊社では、シルクスクリーン印刷はもとより、金属加工や金属エッチング、アルマイト染色、レーザー加工、ラミネートといった周辺技術と連携することにより、これらを組み合わせた様々なご要望にお応えすることができます。例えば、フルカラーのインクジェット印刷とシルクスクリーン印刷による白ベタ印刷や糊印刷を組み合わせたり、金属エッチングのパターンに合わせてインクジェット印刷でフルカラーで印刷することも可能です。 金属加工や樹脂加工と連携することにより、高精度な治具を製作し、高い位置精度での印刷をが可能です。 また、それらの技術による製品の製作も可能です。

弊社では、製版用フィルム作成時代から培われたデータ編集力を用いて、御支給頂いたデータの編集・加工が可能です。また、CADデータや図面、現物等、印刷データが全く無い状態からでも、版下データを作成することが可能です。 御支給頂いたデータを元に、色合わせの為の色編集や、印刷位置調整の為の細かな修正等、データ修正に関する様々なご要望にお応えすることができます。 もちろん印刷に関係のない、版下データ作成のみや御支給頂いたデータの修正のみといったお仕事もお受けしています。 それとともに、お客様からお預かりしたデータや実際に印刷に使用したデータは、その時の印刷条件等の情報を含めて、半永久的にサーバーに保管しています。これらのデータは、サーバー検索システムにより瞬時に呼び出すことが可能で、リピート品や過去分からの修正品に素早く対応しています（※1）。 ※1:データの保管が為されていても、インクジェット機の更新等により、過去の印刷イメージ（色、風合い等）が再現できない場合もあります。