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特色分版に対応した製版用フィルム出力とは?シルクスクリーン印刷に最適な高精度出力

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シルクスクリーン印刷で使用する特色分版には、精度の高い製版用フィルム出力が欠かせません。
仕上がりの品質や再現性を大きく左右するこの工程は、専門的な知識と設備が求められます。
この記事では、分版に対応したフィルム出力の重要性と、当社の強みについて詳しくご紹介します。

公開:2026.1.16

製版用フィルム出力とは?その役割と用途

印刷工程の中でも、製版用フィルム出力は仕上がりを左右する重要なステップです。
特にシルクスクリーン印刷では、分版の精度が最終的な品質を大きく左右します。

製版工程におけるフィルム出力の位置づけ

製版用フィルム出力は、印刷前の版を作成するための設計図のような役割を果たします。
デジタルデータから高解像度で描画されたフィルムは、スクリーン版の露光工程に使用され、インクの通過部分を決定づけます。
この工程での精度が不足していると、版ズレや印刷不良の原因となるため、信頼性の高い出力が求められます。

シルクスクリーン印刷との関係性

シルクスクリーン印刷では、1色ごとに版を作成するため、各色のフィルム出力が必要不可欠です。
特色分版を前提としたデータ処理が行われ、その情報を正確に反映したフィルムが求められます。
例えば、金や白、蛍光色などの特殊インクを用いる場合、一般的なCMYK出力では対応できません。
そのため、シルクスクリーン印刷に適したフィルム出力を行うには、特色処理への理解と対応力が欠かせません。

フィルム出力が必要とされる印刷方式とは

フィルム出力は、シルクスクリーン印刷以外にもパッド印刷や箔押し、レタープレス印刷など、アナログ製版が必要な印刷方式で使用されます。
特に、ロゴや細かい文字、特殊な版構造が求められる業界では、フィルムの描画精度が品質に直結します。
また、フィルムによるアーカイブやバックアップの用途でも活用されることがあります。
こうした用途に応じて、耐久性や安定性に優れたフィルム出力サービスが重宝されています。

シルクスクリーン印刷に必要な特色分版とは

シルクスクリーン印刷では、各色ごとに版を作成するため、特色分版の知識と対応が重要です。
ここでは、基本的な考え方と実務上の注意点について解説します。

特色インクとプロセスカラーの違い

プロセスカラーとは、CMYKの4色を掛け合わせて色を再現する印刷方式です。
一方、特色インクは特定の色をあらかじめ調合し、1色ごとに印刷する方式です。
シルクスクリーン印刷では、この特色インクを使用する場面が非常に多く、金・銀・白・蛍光色など、プロセスでは再現が難しい色も明確に表現できます。
そのため、出力フィルムも各特色インクごとに分版された状態で作成する必要があります。

分版データ作成時に注意すべき点

特色分版に対応したデータを作成するには、まず使用する色を明確に定義する必要があります。
Illustratorなどのデザインソフトでは、スウォッチに特色を設定し、それぞれを個別の版として扱うよう指定します。
また、同じ版であっても重ね順によって印刷結果が変わるため、プレビュー確認が重要です。
透明やオーバープリントの設定ミスによる出力トラブルを防ぐためには、実務経験のあるオペレーターによる確認が有効です。
データチェックと出力指示が一体となった運用が、精度の高いフィルム出力につながります。

特色分版が必要となる代表的なケース

企業ロゴの印刷や、ブランドカラーに忠実な表現が求められる案件では、特色インクによる印刷が多く採用されます。
また、金・銀・蛍光ピンクなど、CMYKでは表現が難しい色域を使用する場合にも、特色分版が必要となります。
製品パッケージや販促ツール、アパレルタグなど、視認性やインパクトが重視される場面でも、特色印刷は効果的です。
こうした案件では、フィルム出力においても細部の再現性が重要となるため、高濃度かつズレのない分版フィルムの供給が求められます。

特色分版に対応したフィルム出力の重要性

特色インクを用いる印刷では、分版精度とフィルム品質が仕上がりに直結します。
意図した色を正しく再現するためには、分版に最適化されたフィルム出力が欠かせません。

誤差のない階調と版ズレ防止のために

階調表現や細線表現を含むデザインでは、フィルム出力時の解像度や出力方式により再現性が大きく異なります。
さらに、多版による重ね刷りでは、版ごとのズレが色ブレやにじみの原因となるため、フィルム出力時点での寸法精度も非常に重要です。
誤差の少ないフィルムは、製版と印刷を含めた作業工程全体の品質と効率を高める要素となります。

品質を左右する出力解像度と線数の関係

フィルム出力における解像度(dpi)と線数(lpi)は、印刷物の仕上がりに直結する重要なパラメーターです。
高解像度での出力は、微細なパターンや網点の再現に有利であり、特に特色分版では滑らかな濃度変化を得るために欠かせません。
また、シルクスクリーン印刷で用いるメッシュの線数に合わせて適切な出力条件を設定することで、インク抜けや滲みを防ぎます。
当社では用途に応じて解像度や線数の最適化を行い、各現場のニーズに対応した高精度な製版フィルムを提供しています。

製版フィルムの精度が仕上がりに与える影響

製版用フィルムの精度は、そのまま印刷品質に直結します。
繊細な表現や正確な色再現には、安定した高精度出力が求められます。

高精度出力が印刷再現に与えるメリット

製版工程では、フィルムに描画されたパターンがそのままスクリーン版に転写されます。
この段階で濃度が不足していたり、線がにじんでいたりすると、インクの抜けや仕上がりに差が生じます。
高精度で出力されたフィルムは、細部まで正確に再現され、グラデーションや線幅の違いも明確に表現できます。
特に企業ロゴや製品のパッケージ印刷のように、高い再現性が求められる場面では、フィルムの品質が全体の信頼性を支える要素になります。

微細なデザインやグラデーション対応

シルクスクリーン印刷では、網点やドットの再現が難しい場合があります。
そのため、フィルム出力の段階で階調やグラデーションを正確に表現できるかが、非常に重要になります。
0.1mm以下の細線や、ベタから薄くフェードアウトする濃淡の再現には、2400dpiといった高解像度設定が求められます。

当社が得意とする特色分版フィルム出力の特長

シルクスクリーン印刷に適した高品質な製版用フィルム出力を提供しています。
特色分版にも柔軟に対応できる体制と実績があります。

高濃度でシャープな描画品質

当社では、高出力のレーザーサーマルイメージャー(Trend Setter)と専用フィルムを組み合わせることで、コントラストが非常に高く、エッジがシャープな描画を実現しています。
これにより、製版の露光時の光漏れが防がれ、スクリーン版の仕上がりが安定します。
特に0.1mm以下の細線や小さなドットパターンもクリアに再現できるため、繊細なデザインや文字にも対応可能です。
また、フィルムの安定した濃度と均一な描画は、乳剤の硬化や洗い出しにも良好に反応し、不良率の低減につながります。

分版指示に応じた柔軟なデータ対応力

特色分版においては、デザインデータから分版データを作成するために印刷工程に対する専門知識が不可欠です。
特色版同士の塗り足し量の設定や、塗り足し形状の決定、印刷する色順序とそれに伴うオーバープリントの設定など、高い専門性と経験がなければ高品質の特色印刷を保証する製版用フィルムデータの作成はできません。
また、お客様からのラフ指示や簡易なスケッチをもとに分版データを整える対応も行っており、お客様と印刷現場との橋渡しもスムーズです。

シルクスクリーン印刷業者からの継続受注実績

当社はこれまでに、多くのシルクスクリーン印刷業者様から特色分版のフィルム出力を継続的にご依頼いただいています。
一度ご利用いただいたお客様からは、出力品質の高さや対応スピード、分版理解の深さを高く評価されています。
また、データのトラブル時にも迅速な再出力やサポートを行っており、実務に即した対応力が信頼につながっています。
ミスの防止に対しても、チームで対応することにより高い品質を維持しています。
長年のノウハウを活かし、印刷現場の実情を理解したうえでのフィルム出力を提供していることが、継続受注の背景にあります。

シルクスクリーン印刷向けに選ばれる理由

当社の製版用フィルム出力は、シルクスクリーン印刷に求められる要素を高水準で備えています。
設備・知識・対応力の総合力で、多くのお客様に選ばれています。

対応力と再現性に優れた設備体制

当社では、シルクスクリーン印刷に最適な高解像度サーマルイメージャーを導入しています。
最大25000dpiの出力により、細線・小文字・グラデーションなど、印刷品質に直結する要素を忠実に再現できます。
また、高濃度出力が可能なフィルムとドライ処理方式を採用しており、製版現場での露光適性にも優れています。
出力条件の調整にも柔軟に対応し、お客様の使用機材や版材に合わせた最適な設定を提供しています。

特殊インクやメッシュ対応の知識と実績

白・金・銀・蛍光色など、特色インクに対応するための分版知識を蓄積しています。
また、150メッシュ〜300メッシュまでの使用条件に合わせ、出力線数や解像度の最適化も可能です。
こうした特殊インクや高メッシュ版における製版上の注意点を理解しているため、スムーズな工程移行を実現できます。
過去には、特殊素材への多色刷り案件や高精細印刷の対応実績もあり、安心してご相談いただける体制を整えています。

1枚からでも対応可能な小ロット体制

試作や検証用など、小面積のフィルム出力にも迅速に対応しています。
1枚のみの出力でも、通常の業務と同様に高精度・高濃度で仕上げ、お客様の現場ニーズに合わせたフレキシブルなサービスを実現しています。
急ぎの対応やデータ変更にも柔軟に応じ、納期やコスト面でもご満足いただける運用を心がけています。
これにより、小規模印刷会社からのリピート依頼も多数いただいています。

ご依頼から納品までの流れと対応可能な仕様

ご依頼の流れや対応範囲を事前に把握いただくことで、スムーズなやりとりと確実な納品につながります。
データ準備から納品まで、丁寧に対応いたします。

納期目安と配送・お支払い方法について

標準的な納期は、データ確認完了後2営業日以内での発送が目安となります。
データ編集の作業量によっては、さらに作業日を頂く場合もございます。
作業量が少ない場合で、お急ぎの場合は、当日または翌営業日出荷にも対応しておりますので、事前にご相談ください。
配送は全国対応で、ヤマト運輸・佐川急便・ネコポス等からご選択いただけます。
お支払い方法は、オンライン決済(カード決済、PayPay、Apple Pay)に対応しています。
初回のお取引や個人のお客様には、作業前の決済をお願いする場合がございます。

製版用フィルム出力に関するよくある質問

ご依頼前によくいただくご質問をまとめました。
事前にご確認いただくことで、スムーズなやりとりが可能になります。

フィルムの濃度や耐久性に関するご質問

当社では高濃度の出力が可能な専用フィルムを採用しています。
サーマルレーザー出力方式により、均一でムラのない濃度を実現しており、スクリーン版等の露光にも安定して対応できます。
長期間の保存にも耐える仕様となっており、アーカイブ用途にも安心してご利用いただけます。
フィルムの性質上、極端な高温や光の当たる環境を避けて保管してください。
また、長期間巻いた状態で保管すると巻き癖が付いてしまうので、平たい状態での保管をお薦めしています。
濃度管理についてはメーカーのサポートにより定期的なチェックを行い、安定品質を維持しています。

再依頼時の注意点

一度ご依頼いただいた案件については、出力データを履歴管理しており、迅速な検索と呼び出しが可能です。
再依頼時には「前回と同一内容で出力希望」とご指示いただければ、スムーズに対応可能です。
また、元データから部分的な変更にも対応していますので、元データをご用意頂く必要はなく、変更部分のみをご指示頂くことにより対応可能です。

まとめ:高精度な特色分版フィルムが印刷のクオリティを支える

シルクスクリーン印刷において、特色分版フィルムの精度は「印刷の命」とも言える重要な要素です。本記事のポイントを以下にまとめました。
・仕上がりを左右する再現力: 高解像度・ハイコントラストなフィルムを使用することで、微細な文字やグラデーションも忠実に再現可能です。
・特色分版への専門知識: 複雑な色重ねやトラップ処理など、実務経験に基づいたデータ作成がミスを防ぎ、高品質な印刷を実現します。
・現場に即した柔軟な対応: 最新の設備(Trendsetter)によるシャープな描画と、柔軟な作業対応・短納期対応がスムーズな製版工程をサポートします。

当社では、印刷現場のこだわりを形にするための最適なフィルム出力ソリューションを提供しています。データ作成に関するご相談や、小面積の試作出力も承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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