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小さなナットに印刷

昨年、弊社が出展した勧業展では、ブースにお越しいただいたお客様に、UVインクジェット機で小さなナットに印刷したサンプルをお渡ししました。
弊社では、UVインクジェット印刷のサンプルを作る時に、たまに非常に小さな物の印刷に挑戦します。
先日印刷したのは、勧業展に出展するための小さなステンレス製のナットです。
ナットの大きさは2.6Mサイズで、六角形の平行な面の大きさが約4.9mm。
近くのコーナンで買ってきたものです。
このナットの上の面に小さな白い英文字で「Kurasho shashinkougei」の文字と、カラーで星のマークを三つ、同心円状に描画しました。
データの作成は、ナットの形状と大きがわかれば、すぐにできてしまいます。
とても小さなものなので、それほど凝ったデザインも必要ありません。
イラストレーターというソフトでデザインを作成するのですが、画面上では大きく拡大してデータを作成することができます。
なので画面でデザインしているときは、大きさは関係ありません。
ただし、原寸大でプリントアウトしてみると、当然のことながら、小さい!
それもそのはず、英文字(大文字)の天地幅が約0.65mm、パターン全体でも直径4.6mm程度です。
勧業展のブースの前面にこのナットと拡大鏡を置き、とりあえず関心をもってもらうという戦略で展示しました。
非常に小さな文字で、肉眼ではほとんど判別できません。
机の上にお手製の台を置き、その上に印刷したナットを置きました。
それに対してうまく焦点が合うように拡大鏡を設置し、上から覗いたら文字が見える様にしました。
拡大鏡でのぞくにも、目の高さや位置をうまく合わせないと文字が判別できないので、ちょっと苦労するのですが、拡大鏡を通してちゃんと文字を認識できると、ほとんどの人が下にあるナットを肉眼だけで見て、拡大鏡を通した場合と何度か見比べて、ちょっとした驚きの声を上げてくれました。
このように、弊社のUVインクジェット機では、非常に細かな文字やパターンを高精細で印刷することができます。
このナットのサンプル様なサイズの小さな文字を印刷するようなことはありませんが、小さな計測器の表示部の文字などは、かなり小さい物があり、シルクスクリーン印刷以上の高精細な印刷は、とても重宝します。。
一度にフルカラーで印刷できるので、色違いの文字も位置ずれを気にすることなく印刷することができます。
金属面やガラスに対しては、下地処理を行うことにより、実用的な密着性が得られるので、樹脂、金属等、素材を選ばずにこのような小さな文字やパターンでも印刷することが可能です。

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