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麻の紙のプロッターカット

麻の繊維の入った紙が支給されて、それにUVインクジェット機で印刷し、カッティングプロッターでカットする仕事があります。
UVインクジェットの印刷自体は、麻の紙に対するインクの密着も良く、紙の色も白が基調なので、発色も問題ありません。
しかし、この麻の繊維の入った紙をカッティングプロッターでカットするのは、いつも苦労します。
麻の繊維は硬い為、カッティングプロッターの刃のへたりが早く、刃の交換の頻度が上がります。
また、麻の繊維は、紙自体に風合いを持たせるために、おそらくわざと荒め繊維をまぜてあるのです。
よって、ところどころに太い繊維があったり、1枚の紙でも場所によって硬さや厚みが微妙に異なります。
カッティングプロッターは、刃の出し具合やカット速度、材料に対する刃の圧力が調整可能です。
(それ以外にも細かな設定が色々あります。)
これらの調整をトライアンドエラーで試しながらカットしていくことになります。
初めてこの紙をカットした頃に比べると、経験値が上がって、それほど困難というわけではありませんが、それにしてもサクッと思い通りにはカットさせてもらえない材料なのです。

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