弊社のUVインクジェット機は、白色での印刷も可能です。
先日、とある加工業者さんから、透明のPETフィルムに白色で印刷できないかという問い合わせがありました。
よくよく聞いてみると、線描きのパターンが印刷された透明のフィルムを樹脂の成型品にあてて、形状が正しいかどうかの検品に使いたいとのこと。
現状では、検品に製版用のフィルムを使用しているらしいのですが、検品する物自体が黒色の為、製版用フィルムに描かれている黒の線では非常に見づらかったらしいのです。
そこで、白印刷のできるUVインクジェット機の出番となりました。
ただ、寸法精度という点でいうと、インクジェット印刷機は、製版用フィルムを作るイメージセッターにはかないません。
とはいうものの、今回の場合は使用目的が形状の検品用だったので、それほどの寸法精度は要求されませんでした。
今回はそこまでの寸法精度を要求されませんでしたが、インクジェット機は、寸法精度はそれほど高くなくても、寸法の再現性はあるので、インクジェット機に送るデータを修整すれば、寸法を合わせこむことも可能です。
今回は、お客様から支給されたDXFデータを元にパターンを作成し、インクの密着性を向上させた異接着処理済みの透明のPETのフィルムに白インクで印刷して、目的の検品用フィルムを作ることができました。