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治具を作成して画鋲にUVインクジェット印刷

画鋲(押しピン)のUVインクジェット印刷に使用した治具(ジグ)を紹介します。
レーザー彫刻機で樹脂板を加工したものです。
インクジェット機には、皿ビスで取り付けられる様に、インクジェット機のジグセット用穴(ネジ切り付き)に合わせて、穴が開けてあります。
(写真のジグに貼ってあるのは、取り付け用のビスです。使いたいときすぐにセットできるように、貼り付けてあります。)
レーザー彫刻機の寸法精度は高く、インクジェット機の精度もそこそこなのですが、少し位置調整が必要でした。
それより何より、驚いたのは押しピンの工作精度の悪さです。
天板(丸い板)の直径は物によってマチマチですし、ピンも必ずしも天板の中心についていません。
だから、どんなにジグとインクジェット機の精度が良くても、一度に印刷する全ての画鋲の中心に絵を付けることは不可能でした。
もちろん1個1個に対して位置調整をかければ、それも可能ですが、時間(=コスト)を考えると現実的ではありません。
ちなみに受注した個数は2000個です。
ですので、お客様に事情を説明し了解を得て、ある程度のずれは見逃してもらうことになりました。

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