UVインクジェット印刷を行うには、印刷データが必要です。
多くの場合、それらはお客様から支給されます。
支給されたデータをそのままインクジェット機に送ることはできません。
材料との位置調整、白版やプライマー版の作成、複数の材料に一度に印刷するための面付といったデータ編集が必要です。
色の調整が必要な場合もあります。
それらのデータはイラストレーターやフォトショップと言ったソフトで編集します。
印刷が終わったあとは、それらのデータを破棄するのではなく、弊社のサーバーに保管することになります。
将来のリピートに備えたり、他の類似品が発生した場合の参考にするためです。
あるいは、そのデータの一部を修正して印刷するという注文が来る場合もあります。
サーバーに保管するとき、どの段階のどのデータを保管するのかという問題があります。
保管対象となるデータは、お客様から支給されたままの支給データ、弊社内でイラストレーターやフォトショップで編集したもの、インクジェット機のRIPに送ったデータ、インクジェット機に送られたRIP済のデータという4つの段階があります。
また、編集作業に関わる情報や、RIPの設定情報も保管の対象となります。
それら全てを完全に保管できるに越したことは無いのですが、それではデータ量が多くなりすぎたり、保管や管理に関する作業が煩雑になってしまいます。
とはいえ、印刷データの保管はお客様サービスにとって非常に重要な要素なので、弊社では基本的にはそれら全てを保管する仕組みになっています。