大阪でUVインクジェットサービスを始めて10年目の蔵所写真工芸 代表の藏所です。
UVインクジェットサービスを始める以前から、製版用フィルムの製作も先代から引き継いで続けています。
先日、お客様のお客様の御担当者が印刷の見学にこられました。
印刷の立ち合いというほど大げさなものではなく、ただ、印刷がどんなふうに行われているかを見てみたいということでした。
製版フィルムのみを作っている時は、直接のお客様以外が作業現場にくることは全くと言っていいほどありませんでした。
常日頃、仕事の打ち合わせには、多くの直接のお客様が弊社を訪問されますが、たまにそれ以外の目的でご来社されることもあります。
しかし、それも作業の内容が知りたいというよりは、作業環境や工程といった品質に関することについての見学がほとんどでした。
UVインクジェット印刷の仕事をするようになってからは、直接最終製品に関わる作業をするので、お客様はもちろん、その先のその先ぐらいまでの人が現場の見学を希望されたり、印刷の立ち合いで来られることがあります。
商流を順にさかのぼっていくと、大手電機メーカー等に行きつくのですが、時にはその大手電機メーカーの方や、その直接の子会社の方までが来られることがあります。
最初の頃はそんな人がこんな小さな会社に来られるというだけでとても緊張していたのですが、お会いしてみると、当たり前の話ですが、皆さん普通の人です。
もちろん、大手で働いておられるので、名の通った大学を出られていたり、非常に能力の高い人だったりするのですが、こちらが説明させて頂くことも、普段我々が話しているのと同じような感覚で理解してもらうことができます。
それに、見学や立ち合いに来られる方はこちらの仕事(UVインクジェット印刷)に関しては専門外なので、こちらが説明して理解してもらうということが主な内容になります。
そのせいもあってか、そこまで厳しいつっこみをされることもありません。
ただし、お客様のお客様といった場合や、その先までとなると、それぞれのご担当者が一斉に来られますし、大手だと1社で3~4人、その取引先の人も含めると全部で6名を超えたこともあります。
そんな時は、小さな会社なので、スリッパの数や椅子の数が足りなかったりして、困ってしまうこともあります。