だいぶ前の話なのですが、ある京都のメーカーから、インクジェット機で、とある日用品に印刷する仕事ができないかと言う問い合わせがありました。
色々お話を聞いてみると、その商品はすでに中国で試作まで終わっているとのこと。
ただ、何らかの理由により中国で生産できなくなったので、国内でできるところは無いかと探していたところ、弊社のホームページを見て、お問合せ頂いた様です。
詳しい理由はわかりませんでしたが、そのころは中国の仕事が日本に戻ってくるなんてことは、私の記憶にある限りほとんど聞いたことがありませんでした。
中国で生産するコストが上がっていることも原因だったのでしょう。
コロナ前は中国人をはじめとする観光客によるインバウンドで観光地が潤っていた日本。
最近では製造業でも時々日本回帰が増えているという話をききます。
得意先の営業マンの話では、人件費の上がってしまった韓国で生産するよりも日本で生産する方がコストがかからないと言う事です。
世界の中で特に日本の人件費が上がらないのは問題だと思いますが、仕事が海外から戻ってくること自体は嬉しいものです。
それはともかく、先ほどの京都のメーカーの仕事は、弊社で試作させて頂き、量産の仕事も引き続き頂いています。
この流れが日本のあちこちで起こってもらいたいものです。