大阪市でUVインクジェット印刷を始めて10年目の有限会社 蔵所写真工芸です。
弊社のUVインクジェット機はフラットベッド(平板)タイプで、様々な形状や大きさの物に対して、直接インクジェットで印刷することができます。
UVとは、紫外線硬化のインクのことで、このタイプのインクジェット機は、インクを対象物に吹き付けたのとほぼ同時に強力な紫外線を照射し、瞬時にインクを硬化させて定着させます。
フラットベッドUVインクジェット機を使う利点がいくつかあるのでご紹介します。
①UVインクジェット機はシルクスクリーン印刷やパッド印刷の代用として利用されることが多いのですが、印刷するときに必要な版の製作が不要です。
シルクスクリーン印刷やパッド印刷では、印刷するためには版が必要で、その版を作るための製版用フィルムも用意しなければなりません。
UVインクジェット印刷ではその工程を省くことができるため、初期のコストを低く抑えることができます。
②フルカラー印刷が可能なので、色数に制限がありません。
シルクスクリーン印刷やパッド印刷では、色ごとにそれぞれ版を用意しなければならないので、色数が増えれば増えるほどイニシャルコストが増えてしまいます。
そうすると、色数が増えれば増えるほど初期のコストが増大し、印刷を実現することが困難になります。
③インクジェット印刷なので、グラデーションや複雑な色表現、あるいはフルカラーの画像もデータ通り美しく印刷できます。
④UVインクジェット機といえども、基本的には普通のインクジェット機と変わりが無いので、非常に手軽に印刷できます。
様々なソフトによって編集された画像等のデータがあれば、カラーイメージをインクジェット機に送ることができ、そのままのイメージで印刷が可能です。
⑤フラッドベッドタイプのインクジェット機では、様々な形状の物に直接印刷できます。
印刷対象物をインクジェット機の台の上に置くことができれば、金属、樹脂、ガラス、木といった様々な素材の、様々な形状の立体物に対して、直接印刷することができます。
(ただし、印刷対象物の大きく凹んだところには印刷できない、あるいは弊社のインクジェット機であれば、高さが150mmを超える様な物に対しては印刷できないといった制限はあります。)
こういったことがフラットベッドタイプのUVインクジェット機を用いる利点です。