UVインクジェット印刷のサービスを大阪で初めて10年目の蔵所写真工芸の蔵所です。
弊社ではアルミや真鍮、鉄板様々な金属板にUVインクジェット機で印刷します。
それらの多くは、錆びを防いだり、色を付けたりするために表面に様々な塗装がなされています。
ステンレス板に関しては、錆びの心配があまりないため、たまに素材ままに印刷ということもあります。
錆に関しては問題なくても、細かなキズがつきやすかったり、水垢や指紋が目立ったりするため、扱いにはとても神経を使います。
先日も、ステンレス地の上にそのままUVインクジェット印刷を行う仕事を頂いたのですが、なかなか苦労しました。
ステンレス地のままとはいえ、そのまま印刷しても全く密着しないので、表面処理は必要です。
その過程で、脱脂の為のアルコール拭きや水洗い等の工程が必要になるのですが、その度に、拭き残しや水垢が残らない様にしなければなりません。
アルコールにも色んな種類があるので、どれが適しているか、またどんなやり方なら効率よくかつきれいに作業できるかと試行錯誤しながら進めました。
もちろん、品物を素手でさわるわけにはいかないので、全行程、手袋をしながらの作業となりました。
最終的には、お客様に満足いただける品質で納品できましたが、なかなか骨の折れる仕事でした。