弊社の取引先には、金属のエッチング行っている会社さんが数件あります。
そんな関係でエッチングした金属板に色入れの仕事も時々あります。
大抵は、エッチングで凹ませたところに色を入れるのですが、その際問題となるのが位置合わせです。
細かなものだと、0.1ミリ単位での位置合わせが必要になります。
エッチングは、製版用フィルムを密着させてイメージを転写するので、ほぼほぼ製版用フィルムの寸法精度がエッチングの寸法精度と同じです。
多くの場合、弊社で作った製版フィルムを使ってエッチングされた金属板に色を入れるので、データとしての寸法はわかっていますし、フィルムの精度に関しても予想の範囲内となります。
一般的に言って、製版フィルムの精度に比べると、UVインクジェット機の精度の方が劣ります。
とはいうものの、エッチングの際に付けてもらっているトンボを頼りに位置を合わせるのですが、ほとんどの場合は、サイズの調整は不要で、位置調整だけで、色入れの位置精度を確保することができます。